不妊について思うこと 日常の話

子供を持つ幸せを知らないから

 

おはぎです。

昨日は、新居探しに、2件の物件の内覧へ行ってきました。

どちらも悪くなかったんですけれど。

一方はリビングの隣がかなり広い和室で、使い勝手がいまいち。

一方は一軒家で、とても良かったんですが、便利なマンション暮らしに慣れてしまうと、ごみ捨てや自治会の問題などが気になります。

先にどなたかに契約されてしまうかもしれませんが、今、本命として見てみたい物件が、来月初旬から内覧できるので、今回見た物件は保留としました。

 

新居探しを始めた話はこちらから

 

内覧が終わったのが15時前、お昼は早めに食べてから行きましたが、お腹が空いたので近くで軽食を取ることにしました。

ケーキセットを注文して待っていると、隣の3人組の方たちの会話が聞こえてきました。

 

お酒飲めないなんて人生の3分の1は損してるよ!

 

若者らしい会話だなあと思いましたが、ちょっと考えてしまいました。

私も、お酒は好きだし、妊活で我慢しているときなどは飲みたいな、と思う時もあります。

その方(知らない方だけど)はお酒を飲めないと言っていました。

体質か宗教上の事かはわからないけれど、そんな感じであれば、お酒を飲む楽しさも知らないのでしょう。

そしたら、それって損していることになるのでしょうか?

そもそもお酒の醍醐味を知らないのであれば、損することもないのでは?なんて考えてしまいました。

 

 

私たちの不妊治療は終盤に差し掛かっています。

このまま子供に恵まれずに夫婦二人の生活が始まったとしましょう。

不妊治療をしたのにもかかわらず、子供が恵まれない私たちを、世間は「可哀そう」「気の毒」と思うのかもしれません。

けれども、私たち夫婦は、結婚してからずっと二人きりで生活していて、今のところどちらか一人が欠けたわけではありません。

子供がいる幸せを感じられないなんて、と同情する方もいる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも私たち、子供がいる幸せを知りません。
 


どんなに頑張っても、その子供がいる幸せというものは、今のところ私たち夫婦には、どうしても味わうことはできていない。

知ることができないならば、このまま知らないまま、別の味をたくさん増やしていくしかないんだろうなあなんて考えてしまいました。

お酒が飲めないなら、飲めないなりにお酒で時間を浪費する代わりに、できる幸せがあるように。

私たちも子供がいないなりに、いないことで味わえる幸せがあるかもしれない。

いや、あってほしいなあなんてぼんやり考えてしまいました。

 

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