仕事のこと 日常の話

子供がいないとずっと主役でいられていいですね

おはぎです。

私、今のパート先、もうすぐで6年目に突入します。

短時間勤務の扶養内なので、それまでのフルタイム勤務の仕事に比べたら、記憶や経験の密度は薄めだなあと思いますが、

本当にいろんなことがあり、また色んなスタッフが出入りしました。

今の事業所に、6年前からいるのは以前登場した32才の男性独身上司と私だけです。

自由に働ける環境があるかわりに、お給料は東京都の最低時給レベルなので、辞めていった方も数えられないくらいいました。

仕事の話はこのあたりから

だいぶ前の話ですが2か月ほどの勤務で辞められた方で、結構頭のよさそうな方がいたんです。

就業時間が終わる30分前になると、自分なりの手順書を作成したり、

教えられるスタッフが全員バタバタしていると、空気を読んで自分ができることをひっそりこなしたりする方でした。

スタッフA「ここは上司(32才男性)以外全員主婦だから、気軽ですよー。」

元スタッフ「心強いです。うちは子供まだ小さいので。」

私「本当、働き方だけは自由度100点だから、何かあればいつでも相談してください。」

スタッフA「そうそう、子供の行事とか事前に組み込んでシフト希望出してくれれば大丈夫ですよ。」

元スタッフ「そうなんですね、みなさんお子さんいらっしゃるんですか?」

私「みんなお母さんですよ。私と上司以外なんですけどね。」

元スタッフ「あ、そうなんですねー。」

スタッフA「おはぎさんなんてしょっちゅう旅行で休み申請出したりするくらいなんですよー。」

私「ちょっと!旅行で勤務日調整するの年に1回か2回位でしょ!お盆の1週間前から休む人に言われたくないわー」

スタッフA「はは!そうだっけ。なんかいつも遊んでるイメージだったわ。」

私「ひどいー。こんなに仕事頑張ってるのに!けど、遊び惚けてるのは事実かも」

元スタッフ「子供がいないとずっと主役でいられるからいいですよね。」

私「そうかなあー。よくわからないけどー」

そのときは瞬時に言葉の意味が分からなくてごまかしちゃいました。

この時彼女が言った一言、じっくり考えてみたらすごく深いんですよね。

子供がいないとずっと主役

私は、子供を持てないから常に人生の主役は私なんです。

旦那のことも主役だと思っていますが、寄り添う形なんだと思います。

旦那が一番最優先という生き方も何かおかしい気がします。

そして、自分が主役で胸を張って生きたいと思うし、そうでないと旦那に寄り添えない。

結局私はこれまで自分の人生において主役しか生きていないんです。

けれども、もしも子供がいたら?

時に、自分をすべて後回しにしても、子供を最優先で真摯に向き合ったりすることもあるのだと思います。

常に自分が二番手という方もいらっしゃるかもしれませんし、時々二番手になる、という方もいらっしゃるかもしれません。

こういうの、私は経験したことないことなんですよね。

別にちやほやされて自分が一番で生きてきたとかの意味ではないです。

失意のどん底にいる時も、自分を嫌いになるくらい辛い時もやっぱり自分が主役で、代替わりなど想像したことはありませんでした。

彼女がどういう気持ちでそう言ったのか、今はお会いすることもないので真意はわかりません。

ハッとさせられる一言で、子供がいない私にとって、主役で生きない世界を想像したことがなかったので結構考えさせられました。

けれども、お母さんになったからと言って主役を交代する必要もないのかな?なんて思ったりして。

お母さんの人生と子供の人生は別のものなので、時々主役が入れ替わったりしても、結局は自分の人生をいかように描くかは自分次第なのかなあと。

なんて。

そんなことぐるぐる考えても、代わりの主役は現れてくれないので、意味のないことなんですけどね。

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