不妊について思うこと 日常の話

不妊治療で無くしたもの

おはぎです。

私の不妊治療8年間のうち、7年半ほどは高度不妊治療でした。

最初の半年くらいはタイミング法や人工授精を行い、割と早くに治療方法をステップアップしました。

高度不妊治療をしている間は、ずっと薬を飲んだり、座薬を入れたり、経皮吸収するホルモンのテープを貼ったり、連日注射を打ったり。

その影響で、注射の跡が痛んだりあざになったり、おりものシートが必要だったり、テープでお腹がかぶれたり、色々と気にかかることが出てきます。
 

お腹とオマタがかぶれた話はこちら

 

私の場合、そう過ごすうち、夜の夫婦生活をする気分にならなくなってしまいました。

また、お医者さんから避妊の指示がある場合もあり、ますます夫婦生活からは遠のく一方でした。
 

 
純粋に思うに、夜の夫婦生活=子作りという図式が定着してしまい、今でも邪念が振り払えずにいます。
 

こんなことしても子供はできないもんなあ。(そもそも避妊してる)

一生子供を持たずに(持てずに)生きなきゃいけないのかあ。

もう43才だもんなあ。

 
愛の確かめ合いの最中でも、授からずに終えた不妊治療のことや、情けない気持ちが邪魔をしてきたり。

独身時代のような、お互いをむさぼり合う、めくるめくような時間はもうやってくる気がしません。

夜の夫婦生活を、お互いの愛の確認、快楽を追求する二人の楽しみとして挑めるような純粋な心は、いつの間にか無くなってしまいました。
 

夫婦生活についての話はこちらから

 

40代にもなって夜の夫婦生活が楽しめないことを嘆くのもどうなの?と思う方もいるかもしれませんが、子供を授からなかった二人だけの私たちには、夫婦の営みは大事にしていきたいことです。

不妊治療を辞めた今、夫婦生活を戻していこうとお互いに努力をしているところですが、不妊治療以前のような、とろけるような営みには程遠い。

まだまだリハビリが必要なのかもしれない。

我を忘れて快楽を貪る、本能の感覚に任せた私は今後戻ってくるのでしょうか。

不妊治療を卒業して新しいステージを進む私の、新たなテーマの一つとなるかもしれません。
 

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