日常の話

赤ちゃん子供を避け続けてたら孤立しちゃう

不妊治療中は赤ちゃんや小さな子供に会いたくない、接したくない

おはぎです。

不妊治療中って、そんなきもちになってしまったりすることってありますよね。

その気持ちって何なのでしょうね?

赤ちゃん欲しくて頑張っているのに、その赤ちゃん避けたいって気持ち。

現在はそういう気持ち吹っ切れてるので、ふっきれたその経緯をお話したいと思います。

私は結婚してすぐ不妊治療を始めましたが、治療を始めてすぐ、子持ちの友人や妊娠している友人をたぶん最初は無意識に避けてしまいました。

電話は折り返さずLineなどで返答し、来たLine等も「忙しい」を理由にコンタクトを少なくしてしまいました。


とにかくキラキラしたものを一切聞きたくなくて。

そんなことをしている間にもほかの友人たちの妊娠・出産報告は止まりません。

出産祝いはなるべく郵送やギフト送付で済ませてましたが、どうしてもグループで行かなければいけない場合などは顔を引きつらせてお祝いに行っていたと思います。

流産の話はこちらから

そして次は遠方に住む義理の姉1、姉2までも第2子、第3子の妊娠・出産です。

当時私が新婚1年目なので、先輩義理姉の出産など婚姻歴が違うんだから羨んでも仕方なかったのですが、正月に集まったので、どうしても義理姉たちの妊婦姿&赤ちゃんと対面しなければなりませんでした。

帰り道はどうにも苦しくて、来年の正月は絶対に私は旦那の実家にはいかない!旦那一人で帰省させる!なんてことまで考えてました。

東京の我が家に戻ってホッとした時だったでしょうか。

やっぱり実際に触れる赤ちゃんて良かったなあ、なんて考えていた時に、ふと心からお祝いできなかった友人たちのことが頭によぎりました。

私、このまま子供授かれなかったらどうしよう。

2回に1回くらいの返信なら、少なからず私が避けてるって知ってるよなあ。

私が友人と思っていた人たちは、私のことを友人と思わなくなるかもしれない!

万が一めでたく子供に恵まれたとして仮にそれが2年後だったとしたら、その時になったら報告する友人はいないかもしれない。

私は人の幸せも祝えなくなっている人間なんだから…。

そして、もしも私が子供に恵まれないまま過ごしてしまったら、子持ちの友人たちを避け続けたら、ほとんどの友人を失ってしまうかもしれない。

不妊沼にどっぷり浸かってる自分にやっと気づきました。

あのまま不妊沼から出られなかったら、不妊治療終えようとしている今、子供もいなければ友人もいない寂しい未来が待っていたと思います。

そう考え私の場合は、それから改めました。

というか、そのお正月に赤ちゃんに触れたことが結果的に、荒治療が良くて改められたのでしょう。

命がけで出産した友人を祝えない自分なんてさもしすぎます。

悲劇のヒロインごっこやってたって赤ちゃんがやってくるわけではありません。

私の幸せと友人の幸せは別の話です。

気心の知れた友人だって、信頼の積み重ねなんだから、心が離れたら二度と戻るかはわかりません。

不妊治療していると自分たちだけが大変と思いがちで、友人たちが命がけで出産する思いとか理解できていませんでした。

万が一、不妊治療がつらくて友人と距離を置きたかったりしても、生きていくステージが違うんだ、自分の事と友人のおめでたは別のことだと思ったほうが楽です。

本当に辛かったら距離を置くのは2、3か月くらいまでにして、期限を決めてやっていけなければ、後々修復できなくなってしまいます。

「かわいそうな私」とか「私だけの苦しみ」から一歩ひいてみる価値観が大切なのだと思います。

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