不妊について思うこと 日常の話

子供がいたら幸せという先入観

おはぎです。

少し暗い話になってしまうかもしれませんが、さきほど、同級生のお母様の訃報を知らされました。

本人からの知らせでしたが、もう亡くなられて4か月も経っているとのことでした。

しかも、コロナ禍なので、限られた親族だけの密葬にしたそうです。

別の学部の同級生のため、現在共通の友人はいませんが、当時はよく彼女の実家へ泊まらせていただいていました。

お母様とも一緒にお酒を飲んだりして、楽しく過ごした思い出しかありません。

シングル家庭で、一人っ子で育った友人の気持ちを考えると、本当に胸が苦しくなりました。

そして、最近は他の友達の親御さんの訃報、年にポツポツ知らされています。

この年になると、同級生のご両親が双方とも健在、という友人もだんだん減ってきています。

友人のお母様はまだ63才という若さでした。

老人と呼ぶにはまだ早すぎて、そんな早くに亡くられたこと、本当に残念に思います。

お母さん、孫2人にも恵まれて、しかも最後まで同居して3世代で一緒に暮らせて、幸せだったんじゃない?

慰めの言葉で言ったつもりでしたが、後から考えたらどうなんだろうと思ってしまいました。

孫に恵まれなかったら不幸なの?

友人に子供いなかったらお母様は不幸なの?

そしたらやっぱり子供がいないことは不幸なの?

子供がいない夫婦はどうなのか考えた話はこちらから

ぐるぐる考えてしまい、ふと我に返りました。

不妊様をこじらせると、時々面倒くさい思考回路に陥ります。

そして何より、私自身が「子供がいて孫に恵まれたら幸せよね」とスタンダードな生き方の考えに囚われている気がします。

子供がいなくたって幸せな夫婦は沢山いるし、子供を望む夫婦に子供がやってきたら更に幸せってだけです。

ややこしく考えることもなかったような気がします。

彼女のお母様は最愛の娘に子供が生まれて、娘夫婦と孫とずっと仲良く暮らせたことはきっと幸せだったと思います。

もしもお子さんに恵まれなくとも、友人が生まれてから亡くなるその日まで、ずっと仲良く一緒に住んでいられたことは、幸せ以外他はないように思います。

本当に本当に無念ではありますが、友人の悲しみが早く癒えますように。

取り急ぎ、何か仏前へお供えするものを贈って、緊急事態宣言が明けたら、お線香をあげに伺いたいと思います。

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