おはぎです。
先日、某女優さんが47才でご出産されたというニュースがありました。
話題にするには少し遅いかとは思いますが。
ゴシップネタは、その時の気持ちを勢いで書いてしまうと、後で後悔する気がしていつも避けていたのですけど。
この話だけは、なんだかもやもや考えてしまい。
正直に言うとこのニュースを見て、かなり動揺してしまったんです。
不妊治療中も、私より年上の方が出産されたことは多々ありました。
私より何年も後に結婚した友人が、私を飛び越えてその先へ進み、どんどん背中が見えなくなっていく、なんてことも。
その都度、どうして私はダメなのかと、自問自答したりしていました。
しかし、不妊にもこなれてくると、自分以外の妊娠・出産を、自分の状況と比べたところで、何の意味もないことに気づくものです。
芸能人のニュースに少しばかりはチクリとするものの、うんうん、本当に良かったね、おめでたいな、くらいには思えるようになってはいたのです。
しかし、ちょっと今回の報道には、心がどぎまぎしてしまったんですよね。
47才でご出産という年齢だけを見て、もしかしたら自分にもまだ可能性が残されているかもしれない、なんて頭によぎってしまったんでしょうね。
女優さんがどのようにして子供を授かったのか、自然妊娠だったのか、不妊治療はしたのか、色々興味は湧くもののあれこれ調べるのはやめておきました。
ネット情報は、嘘も多いですしね、本人から話を聞かない限り、真実はわからないものだと思います。
そして、もう不妊治療は終了したので、有益な情報があったとしても、私には意味のない事なのだと思います。
私は35才から不妊治療を始め、結果的に子供に恵まれませんでしたが。
女優さんは40代で結婚され、子供を授かっています。
もしも、この女優さんが私と同じ35才から不妊治療してたらどうだったのでしょうね。
もしかすると、今回のご出産が10人目くらいかもしれません。
それくらい妊娠するチカラ(妊孕能)が強かったのだと思います。
女優さんが高齢でご出産されたから、私にもまだ可能性があるかも知れないなんて、同じ土俵に立っていると思うことが、おこがましいのだと思います。
抜群のスタイルの良さから想像しただけですが、若いころからストイックに健康管理もされてたのだろうし、規則正しい生活をずっと送られていたことでしょう。
原始卵胞は胎内にいるときに作られ、誕生と同時に老化の一途をたどるわけですが、高齢でご出産される方を見ると、体質やライフスタイルなどから老化を止める何かがあるのかもしれませんね。
やっぱり、他人の妊娠するチカラ(妊孕能)を自分と比べたり、自分に置き換えたりしても仕方ないです。
たとえまた私が不妊治療を再開したとしても、可能性はおそらくゼロに近い。
この期に及んで「もしかしたら...」なんて考えたところで、心がすさんでしまうだけでした。
子供を持てないと決まったんだから、もしもの妄想なんてしても仕方ないのだと。
子供を持てなくたって、夫婦二人で幸せの道をまっすぐに進んでいくんだ、と改めて強く思いつつ。
いつかこういうおめでたいニュースに、心がざわざわしない日が来てくれたらいいなあと思います。
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