おはぎです。
昨日の記事で書いた、子供に恵まれなかった黒い渦については、ひとたび向き合うのはやめることにしました。
8年報われない不妊治療と向き合ってきたんだから、今わざわざ谷底を覗き込まなくても、これまでに充分考えてきたはずだと、思うことにしました。
こういうネガティブな事って、考え始めると止まらなくなってしまったりしますよね。
現在進行形の話であれば、問題解決のために、辛くてもとことん考えて意味があることかもしれませんが、今の私はもう考えても意味のないことです。
不妊治療をしたことで、沼底も見ましたが、自分を底に追いやることで、「可哀そうな私」というものを作り上げて、悦に入ることもありました。
そんな自分にはもう戻りたくありません。
意識的に渦から逃れることができるなら、今のうちにそうしておこうと、黒い自分と向き合わないと決めました。
(それでもまたすぐに落ちちゃう気もしますけれど)
夕べは旦那と近所に夕飯を食べに行き、猫の話から昔の話に盛り上がりました。
旦那と出会って、約13年。結婚してもうすぐ9年目。
思い起こすと、嫌な記憶ってほとんどありません。
結構喧嘩もしてきたと思うんですが、どの喧嘩も最後は仲直りしているので、意外と記憶に残っていなくて、どちらかが忘れちゃっていたりすることばかりでした。
その流れで、結婚が決まった時の話になったんですが、私の記憶と旦那の記憶、大きく違っていたんです。
私の記憶では、海鮮が食べたいなんて言って、旦那の家の前にある磯丸水産に行った時に、結婚の話がまとまったと思ってます。
しかも、少し喧嘩になりそうな言い合いがあって、そのやり取りの流れだったはずです。
おはぎもそろそろいい年なんだし、結婚とか考えないん?そんなに自由気ままでいいと思ってるの?
結婚したいと思ってたって相手がいてのこと勝手に決められるものじゃないし。そんなこと一人で計画するものじゃないでしょ?
今は結婚してないんだからそれくらい自由にしてもいいでしょ!
あー。まあ、確かに。じゃ、結婚する?
え?あ、うん。
結婚、してみよっか?
うん。うん。してみよう。
何が原因で揉めてたのかは思い出せませんが、確かこんな感じだったんです。
昨日話した中でも、旦那もこの日のことは覚えていて、磯丸水産での会話は間違いじゃないらしいんです。
でも、旦那は別日に改めてプロポーズしてるとか言うんです。
「いつ?どこで?」と聞いても、「どこかは忘れたけどどこかでご飯食べてるとき」なんて言うし、私にその記憶は一切ありません。
その後、旦那の家に不幸があり色々バタバタし、この会話の1年後に婚姻届けを提出する運びとなりました。
もしかすると、本当に、その後どこかのレストランへ行った際に改めて言ってくれたのかもしれないし、旦那の適当な記憶かもしれません。
私の周りでは、ヘリコプターをチャーターしてとか、レストランのスタッフを巻き込んでサプライズプロポーズをしたとか、大掛かりなプロポーズを受けた友人がいて、それは忘れられない素敵な思い出なんだろうなあと思いますが。
かたや、近所の磯丸水産で、結婚の意思をお互いに確認しちゃったエピソード、まあ、私たちらしいな、という感じです。
さすがにその後、何か改まったものがあるとは思ってたんですけどね。
私の記憶では、それ以降にプロポーズめいた話、ないんですけどねえ。
旦那が言うように、ほんとにどこかのレストランで、あったのでしょうかね?
旦那もうろ覚えとなると、真相は闇の中です。
プロポーズがすごく記憶に残る出来事となってくれたら、それは幸せなことだと思います。
でも私たちにとって、お互いに結婚を決意出来ていたら、プロポーズなんて今となってはどうでもいいことで、やっぱりこれまで二人で歩いてきた軌跡と、これから二人(と猫)がどれだけ実りの多い日々を過ごせるかが、一番大切にしたいことです。
他人同士の二人だから、二人だけだからこそ、尊敬しあって労わり合って、いつまでも仲良く暮らしていきたいなあなんて、ちょっと思い出した話でした。
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まだ先の話かもしれませんが、ペット用ゲートについても悩んでいます。
やっぱりキッチンや玄関くらいにはあったほうがいいのかな?