おはぎです。
昨日からお休みで、引越しの片づけなどをして過ごしています。
1か月ちょっと前に引越してから、荷詰めした際のバタバタに追われて、未だに適当にしまった荷物の行方が分からないことがあったりします。
しかも前の家から断捨離もせず、とりあえずそのまま持ってきた荷物もあったりして、掘り起こしては断捨離したり、なんてことを繰り返しています。
昨日は、取り急ぎと私の棚に押し入れた、カオスとなってしまったエリアを整理することにしました。
買ったものの使用していない化粧品、使いかけの二度と使わないケアケアグッズなど、女性って本当に色々不要なものが増えがちですよね。
そして、そこから発掘した、不妊治療薬。
あー、これはもう出番がないやつだ。
黄体ホルモン補充でおなじみのワンクリノン腟用ゲルです。
これ、1本1,400円と地味に高いし、長く続けると結構負担になってきてしまうものですよね。
5本出てきたので、5日分で7,000円分か。
今後は使う用途がないので、廃棄しました。
なお、知ってか知らずか、SNSなどで不妊治療薬が、個人間取引されていたりするのを度々目にします。
私も処方薬が鎮痛剤くらいであれば、取っておいて頭痛の時に使ったり、旦那へあげたりすることもあります。
でも、本来はこれですらダメな事です。
(処方薬を処方された患者以外に譲渡すること)
処方薬の売買は、薬機法(やっきほう)に違反するので、違反を行った場合は、行政指導が行われ、悪質な場合は逮捕となり、刑事罰として懲役刑、もしくは罰金が科されます。
最近は、警察がAIを使用し、SNSをパトロールしているみたいなので、もし今やられてる方がいらっしゃったら、即刻削除されるのがよろしいかと思います。
この薬の使用期限は2月だし、処方時の日付を見たら2年前でした。
この2年前の状況、ずっと不妊治療を続けてきた身としては、どうだったか思い出せないものです。
でも、この薬が出ていたのなら、胚移植の前後なのは確かなんですよね。
この後の妊娠判定が、陰性だったのか、化学流産に終わったのか、全然覚えていませんが、妊娠成立しなかったことは覚えています。
もしもこの時、化学流産だったとしても、その時はあたふたしていたはずなのに、もう覚えていないものだったりして。
なんだか、不妊治療を長く続けるとこういったことには鈍くなりました。
でも、変わったこともあります。
不妊治療を終えた今、この時の領収書を見て、「めちゃめちゃ高い!」と思いました。
だって普段、こんなお支払いすること、あまりないもの。
もしも、不妊治療で金銭感覚がおかしくなったとしても、それは不妊治療中の間だけです。
今は、薬局の支払いが23,000円ならひどく高いと思うし、治療を辞めてしばらくすれば、金銭感覚は普通に戻れるものです。
しかし、不妊治療にはいっぱいお金を使いました。
もうお支払いしたものに嘆くつもりはありませんが、将来の日本を担う子供の出生のために、不妊治療の保険適用の拡充が広い範囲で行われるといいと思います。
PGT-A(着床前診断)やAHA(アシストハッチングなど)が、保険適用されないなんて話もあるみたいですね。
これらも必要な人にとっては外せないオプションだと思うし、凍結胚を使用することが多かった私は、AHAは毎回行っていたものでした。
細かなところまで保険適用されて、不妊治療する人たちの負担が少しでも軽くなるといいですね。