おはぎです。
2週間ほど前なのですが、胃痛に見舞われて通院したんです。
胃痛はお正月の暴飲暴食によるものだったので、薬を処方していただいて、養生したらすぐに治ったんですけれど...。
待ち時間に隣にいた高齢の女性が、看護師さんと色々話しており、聞くつもりはなくても会話のすべてが耳に入ってきてしまいました。
ワクチン2回打ちましたか?
打ったと思うけど...。
飲んでいるお薬はここに書かれているもので全部ですか?
そうだと思うけれど...。何か他にもあったかしら...。
なんだかその方の返答、ぜんぶ危うい。
その女性、お一人でいらっしゃったのですが、その時たまたまお一人だったのか、そもそも独居老人なのか。
その方の事情は分かりませんけれど、なんだか、自分の未来を見た気がして、ドキッとしてしまいました。
もしも私がこのまま、老人となり、旦那に先立たれ、自分のこともままならなくなってしまったら...。
子供がいないと困ることと対策を考えてみました。
認知症になってしまうと困る
私の両親は新幹線の距離に住んでいますが、やはり認知症は気にかかります。
コロナ禍でなければ、年に3~4回は帰省していたので、その際に気づけそうな気がします。
また、LINEは2、3日に一度、電話も週に1回くらいはしているので、頻繁に連絡を取っていれば早めに対策はできそうです。
もしも気にかけてくれる子供などがいない場合は?
認知症予防には、以下の対策が効果的といわれています。
- 外に出る機会を増やす
- 人と話す機会を増やす
- 生活習慣病を予防・持病を治療する
- 聴力低下の確認と対策をする
- 栄養バランスの良い食事を心がける
- ガムを噛んで脳の血流を保つ
- 30分以内の昼寝で睡眠を十分に
- 適度な運動
認知症予防でなくても、今の私たちにも必要なことが含まれているので、日ごろから生活習慣を見直していて損はなさそうです。
それでも認知症になってしまうかもしれない
任意後見人制度などの利用を検討してもよさそうです。
本人の判断能力が危うくなっても、財産の管理や大きな契約など、本人に代わって保護していただけます。
デメリットはお金がかかることですが、子供がいない夫婦であれば、子供にかかるはずの費用を代わりに貯めておけば備えることもできそうです。
ただ、後見人が身の回りの世話をしてくれるわけではないので、自立し続ける努力と、助け合えるネットワーク作りは欠かせないと思います。
気の合う友達を大事にして、何かのコミュニティに所属したりして、孤立しない対策が必要だと思います。
家族の広がりがないので楽しみが少ない
子供に恵まれれば、子供が成長していくにつれて、悩みも生じるとは思いますが、楽しみも2倍3倍と、増えていくことと思います。
子供が社会人になったら、パートナーができて、その先には孫に恵まれるかもしれません。
楽しみは、無限大に広がっていくのかもしれません。
子供がいない夫婦の家族は、夫(または妻)のみ。
生涯二人きりで、家族の広がりはありません。
家族の広がりがない人はどうすれば?
子供がいたら増えるであろう楽しみは経験できないので、それ以外の楽しみを見つけるのがよさそうです。
趣味に興じてみたり、ペットをお迎えしてみたり。
子育てに時間を割かない分、楽しみに費やせる時間が多いとも言えます。
とことん楽しみを追求する人生も、趣味を日常に組み込んでいるかたにとっては、それほど悪くないかもしれませんね。
私たちも来月、ブリーダーさんから猫をお迎えする予定です。
もちろん、人間の子供を迎えるのとは訳が違いますが、ペットの存在が人生の彩りを豊かにしてくれるものだと思います。
ペットを家族としてお迎えすることで、夫婦共通の楽しみが一つ増えることは間違いありません。
パートナーが先に亡くなったら孤独
パートナーに先立たれてしまったら。
考えたくはありませんが、どの夫婦にもいつかは、別れの時が来てしまいます。
子供がいれば、多少の支えになってもらえることもあるかもしれませんが、子供がいない夫婦の場合、残された方は独居老人まっしぐら、となってしまいます。
社会から孤立しやすい年齢となって、ひとり身になってしまったら
元気なうちに、高齢者施設などへの入居を検討してみてもいいかもしれません。
高齢者施設といっても、高齢者用マンションから介護型施設など、用途によって色々種類があるようです。
私たち夫婦は、現在賃貸マンションに住んでいますが、10年位して旦那がセカンドキャリアに入る際に、都心でない場所に住まいを構えようと考えています。
どちらかが亡くなった時は、家を手放し、高齢者施設などへ入居することがいいのかなあ、なんて夫婦で話しています。
子供がいないと、財産を残したいという気持ちも芽生えにくいので、状況によって住み替えていくことが、安心なうえ快適に過ごせるかもしれません。
それでも独りぼっちは淋しい
ずっと二人きりで生活してきたパートナーがいなくなる、想像してただけで涙が出てきそうですね。
パートナーとの時間はもちろんとても大事ですが、パートナー以外の、気の合う友人や時には親せきなどが心の支えとなってくれるかもしれません。
積極的に家族以外と交流の機会を図り、コミュニケーションを取り合うことで、何かの際に力なってもらえることだと思います。
老人になってから友達を作ろうと思ってもなかなか難しいと思うので、今の友人を大切に、今後の出会いを広げられるよう、今から意識してもよさそうです。
相続はどうすれば?
子供がいない夫婦の場合、もしも私が先に死んでしまったら。
私の両親が生きていれば、夫婦の共有財産のうち、3分の1は私の両親へ。
両親が亡くなっていれば、財産の4分の1は、私の兄弟たちへ。
兄弟も亡くなっていたら、 財産の4分の1は、 甥・姪たちへと、法律で相続人と相続する割合が決められています。
法定の相続で納得していれば、特に何もせず法定通り相続されることとなりますが、もしもそれに納得がいかなければ。
生前に遺言書を作成していれば、両親への相続以外には効力を発揮します。
法務省に遺言書を預けられる制度「自筆証書遺言書保管制度」がとても安く利用できますので、そういう制度の利用が望ましいかと思います。
まとめ
妊活終了後に、いきなり終活の話となってしまいましたが、もちろん終活はもっと先にする予定です。
でも、何も考えていないと、いざその時がきても、どうしていいのかわからなくなってしまうと思うので、今から腹積もりだけしてみました。
「備えあれば患いなし」って言いますもんね。
この先、状況によってこの「腹積もり」も、どんどんブラッシュアップしていくことになるとは思いますが、それでいいのかな?と今は思います。
今は40代を楽しみ、いずれやってくる50代に備える。
将来必ずやってくる老後に備えつつ、これからどの年代になっても、「今が一番楽しいかも」と思える人生にしていけたらいいなあ、なんて思いました。