不妊治療

お腹に来てくれてありがとうね。またね。

おはぎです。

今日も、一昨日に赤ちゃんが出てきてくれた話の続きになります。

体感したことを正しく残しておきたいと思い綴っていますので、

一部グロテスクな表現となってしまったので、苦手な方はご注意ください。

最初の記事はこちらから

お手洗いでペーパーで受け止めた赤ちゃんを洗面所で丁寧に洗ってみました。

手のひらのくぼみへ充分おさまるほど小さな人間の始まりのもの、私と旦那が融合した塊を目の当たりにして、ここまでか、と。

ここで成長が止まってたら、そりゃ、産んであげるなんてできないや。

虚しさと悲しみで涙がボロボロ出てきました。

洗面所で立ち尽くしていると旦那が様子を見に来てくれました。

大丈夫?

振り返ると、旦那はギョッとした顔をしていました。

洗面台は血まみれ、洗面器も血まみれ、床にも血が落ち、ボロボロ泣く私。

ちょっとホラーだったかもしれません。

大丈夫なん?出てきたん?

うん。大丈夫。赤ちゃん出てきた。見る?

...。う、うん。

これ、赤ちゃんがいた胎嚢だと思う。ぺちゃんこになっちゃったけど、さっきまではぷっくりしてたんだよ。触ってみる?

お、おぅ。

ところで、ねえ、赤ちゃんどうしよう。

...。どうするか。...ちょっとまっとき。何か探してみる。

綺麗なタッパーあったで。

裸の胎嚢をまだ使ったことのないタッパーへ入れて、しばし二人でこの後について調べました。

旦那がネットで生理食塩水の中で保管するという情報を見つけてくれ、ネットの情報を頼りに生理食塩水を作ってくれました。

胎嚢が入ったタッパーへ生理食塩水を入れ、生理食塩水の中でゆらゆら揺れる中身のない胎嚢を見ていたら、再び涙が止まらなくなりました。

この時の涙は、赤ちゃんへ対するものだけでなかったように思います。

これまでの不妊治療のこと、前回の流産、これからの私達夫婦の事。

頑張ってきたけど報われない現実、夫婦二人だけで生きる未来、そしてもう少しで不妊治療が終わること。

過去や現在や未来がすべて交差して、いろいろなこんがらがった気持ちを浄化したいがために、流産への悲しみに便乗して泣いたようにも思います。

このあと、旦那が湧かしておいてくれたお風呂に軽く浸かって、寝床へつきました。

目を閉じてみるものの、なかなか寝付けなくて、何度も起き上がって冷蔵庫の生理食塩水の中身を確認しました。

43才の私がどんなに頑張ったって、所詮ここまでの成果しか得られないんだな。

35才から頑張った不妊治療、30代で結果が出なかったら、今あがいて結果が出たとしてもここまでなんだな。

そんな風に悲観しながらいつの間にか眠りました。

火曜日は、そんな、特別な一日でした。

今日は、赤ちゃんどうするか旦那と話そうと思っています。

いつまでも一緒にはいられないので、今日行動できればしようかなと。

もしも話がまとまらなくても明日までかな?なんて。

そして、やっぱり、今日も何度も冷蔵庫を開けて確認してしまっています。

何度見ても同じなのにね。

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