おはぎです。
正社員で働いた経験のある方ならわかる方が多いと思いますが、査定の時期などになると個人面談で、中期・長期目標を設定し、それについて年に1回くらい話す機会があると思います。
短期ならば今後1か月の目標、中期ならば3か月から半年くらいの目標、そして長期は2~3年くらいの目標。
面談時に、過去にできたこと・できなかったことを振り返ったり、今後の改善策を練ったりもする。
私の性格は特に大雑把で行き当たりばったりのことが多いので、かつて正社員時代に、初めてこの仕組みを知った時すごくいい!と思いました。
妊活していると、いつどうなるかわからないことが多いので、目標なんて立てられないと思いがちですが、ぼんやりとでも可能な限り、短期・中期・長期目標を設定すると良いかもしれません。
私は体外受精を初めてすぐ妊娠し流産、その後しばらくは、卵胞の育ち具合や、採卵の成績が極端に悪くなり、次第にゴールがわからなくなりました。
だんだん、目先の卵胞の育ち具合や採卵、培養時の分割具合や凍結結果がすべての世界となって行き、
それらをクリアしても、着床・妊娠がすべてとなりそれに振り回されて、自分の人生がゼロからのスタートのように思えた時もありました。
この時、すべて、無計画に目先の出来事だけに振り回されているんだなと気づきました。
手あたり次第目の前のことをこなすだけで一喜一憂し、自分の人生を嘆いたりしていましたが、そもそも治療以外の目標を立てることなく、自分の人生をちゃんと生きることを忘れてたんです。
本来の目標は旦那と家族を増やして、子育てを楽しみ、子育てを終えた後も人生を彩り豊かに過ごすことでした。
そのためには、私の場合は不妊治療へ向き合うことももちろん大事なのですが、自分の人生を豊かに描くために短期・中期・長期目標を立てないといけないなあと気づきました。
目標を立てる際にはリスク管理も含まれます。
不妊治療をする場合のリスク管理なんていえば、不妊治療がうまくいかなかった場合となってしまうのですが。
万が一のパターンその1として、そうはならないぞと思いながらも準備していれば、その時が来てしまっても慌てて人生の立て直しに苦労せずに済みます。
防災グッズみたいなものです。
私の場合はですが、リスク管理の意味でもパートですが仕事を続けてきました。
大したキャリアはないのですが事務職好きなんですよね。
高齢不妊の場合、40代以降でしばらく不妊治療だけしかしてこなかった、となるとなかなか希望の仕事に就くことは難しくなると思います。
また不妊治療中のリスク管理は仕事だけではなく、趣味や資格へのチャレンジ、読書や映画鑑賞、料理でも家庭菜園でもなんでもいいと思います。
自分がこれをしていれば心が彩り豊かに思えるということをしているだけで、それは人生を楽しめているんだと思います。
今日一日、私ちゃんと生きた!と胸を張って言えるのであれば、それが何であっても良いと思います
けれども、不妊治療だけこなして、無気力状態でなんとなく時間が過ぎる毎日が続いて、月日が過ぎてしまった、というのはもったいない気がします。
私の現在の短期目標は、胚移植にあたり最善を尽くすこと、メタボお腹の改善のために何か一つでも良いので継続して始めること。
中期目標は、不妊治療の終わりかたについて、ぐずぐずしてもいいので、しっかり向き合うこと。
長期目標は、不妊治療の終わりにちゃんとけじめをつけて、仕事フルタイム完全復帰、もしくはやりたかったことをやりつくす、でしょうかね?
それでもまだ不妊治療残ってるので、そこでもしも妊娠し出産まで至るとすれば、人生の臨時スペシャルボーナスかななんて、そうなったら嬉しい限りですが。
目標をたててみると、すこしだけしゃんとした気持ちになれるような気がします。