おはぎです。
先日渋谷のラジオを聞いてくださった方々、誠にありがとうございました。
多くの反響をいただきまして共感いただきありがとうという気持ちでいっぱいです。
共感するばかりだった。
涙しながら聴いた
不妊治療中の自分に言ってあげたいことが浮かんできた
ネガティブだった自分がポジティブになっていたことに気づいた
沢山の意見を頂けて、そっかあそう感じるんだあと、私もすごく嬉しかったです。
本当に共鳴し合って癒されないと先に進めないよね、とつくづく思いました。
ラジオの収録では色々お話ししましたが、番組最後に、NPO法人Fine代表の松本亜希子さんから「今後何かやってみたいことがありますか?」と問われて、色々あるやりたいことのうちの一つを挙げました。
里親へチャレンジしてみたい気持ちについて掘り下げてみようと思います。
里親制度とは
里親制度とは、さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度です。
特別養子縁組制度のように戸籍上の親にはなれず、里子には実親が存在するため、法律上の家族になることはできません。
私もまだ勉強不足なのですが、里子になる子供たちの中には親の事情や子供の事情など様々なパターンがあるようです。
原則18歳未満(必要に応じて20歳未満)の親と暮らせない子供の養育を引き受ける制度です。
特別養子縁組は諦めた
先日45歳の誕生日を迎えました。
以前、特別養子縁組制度を夫に打診した際、子供に恵まれないなら夫婦二人で暮らしていきたいと、特別養子縁組に反対されてしまったため諦めていました。
特別養子縁組制度をあっせんしている団体のほとんどが、養親の年齢と養子となる子どもの年齢の差は、原則45歳までと設けているところが多いように思います。
厳しいところだと44才まで。
※団体により異なります
また、色々な審査があるようですが若い人が優遇されるという噂もあり、高齢になるほど赤ちゃんからの縁組とは叶わない確率が低いように見受けられます。
さらに、私には勝手に決めているライフプランがあり、自分の育児適齢期というものもあるのだろうと思っているので、65才までには我が子には成人してもらって育児を終えていたいと考えていました。
ゼロ歳児を希望しなければ、この希望もしかするとまだ叶うのかもしれませんが、子育て経験のない私がアラフィフとなった今、自我を持った子供をうまく育てられるのだろうかと自信が無くなっていました。
そんな中、先日45歳の誕生日を迎えたことにより、年齢オーバーで特別養子縁組という希望をシャットアウトすることに。
夫との意見が揃わないこと、年齢制限に引っかかってしまうことで、希望が叶わないことの理由ができて、少しだけ安堵した部分もあります。
希望を聞いてくれなかった夫へ不満を抱きながらも、夫婦二人でも幸せだよねという夫の意見にもいつの間にか賛同し、子供がいない人生をようやく受け入れられた事も大きいかもしれません。
色んな要因により、特別養子縁組はすっぱり諦めることができました。
不妊治療を終結して1年以上たった今も残る「育てたい欲求」
特別養子縁組はすっぱり諦められたつもりだったのにも関わらず、どこかモヤモヤした感情が残っていることに気づきました。
子供を産むという夢を叶えられなかったことは受け入れることができたものの、子供を育てたいという気持ちはまだ残っていたのです。
自問自答してみたところ、赤ちゃんじゃなくてもいいかもしれない。
小学生・中学生・高校生くらいで養親を必要としている子がいるならば、遠い親せきのおばちゃんのような感じで、いつか子供の成長の手助けをしてみたい。
里子には当然実親が存在するので、子供のお母さんになることは叶いません。
それでもどこかの子供が成長するために私にもできる事があるかもしれない、私にも子育てのようなことができるかもしれないと閃きました。
もしかすると今抱いている子育てしてみたい欲求はいつか将来の夢として叶うかもしれないと考えてみたら、モヤモヤも解消されることとなりました。
いつかの話なので、私が50代か60代か70代になった時になるかもしれませんし、実現しないかもしれません。
また里子も問題のある子を委託頂いた場合は、色々な大変なこともあると聞いています。
少しずつ勉強していって、その時の私がやっぱりやめよう、やっぱりやろうと判断すればいいのかなあと。
私の人生で子育てするチャンスがあるかも知れないという希望を持てたことにより、なんだか世界が広がった気がします。
まとめ
里子の成長を見てみたいという気持ち、自分の中でも意外な感情でした。
まだまだ知らない自分というものが沢山あるものですね。
また、夫が了承してくれるかはわかりませんが、考えている未来は10年~30年後の事です。
里子の委託は数週間~1年など短期間の募集が行われることもあるようなので、その時になったらどうにか夫を説得させられるような気がします。
遠い先の話だけれど、未来に夢を持つことにより、その時がくるまで今を精一杯生きようと改めて思うことができました。
実は、自分の人生の腹をくくったと同時に、新たな夢ができたのです。
まだまだ働き盛りの40代、今のところ私は扶養内パートですが、人生の青写真まで描けたことができて、今度中には少し色が入ったらいいなあとあれこれ動いているところです。
また形になりそうだったらご報告したいと思います。
ちなみに新たな夢はYouTuberではないのでご安心ください。笑
不妊治療を辞めて1年4か月経った今、やっと自分の未来に自信と希望が持てるようになった気がします。
まわりまわってここまでたどり着き、ようやく自分の人生と真正面から向き合い、信念をもって先へ進んでいこうと思えました。
お母さんにはなれなかったけれど、不妊治療を始める前より、不妊治療中より、断然今の自分が好きです。
周期的に子供に恵まれない自分を嘆くときもあるけれど、なんだかんだ今が一番楽しいかも。
自分の未来に期待してワクワクしていたら毎日楽しくなってきました。
来年の私も10年後の私もそう思っていられたらなあと思います。