おはぎです。
私は35才で結婚しすぐ妊活をスタートし、そう間が空くことなく不妊治療を始めました。
妊活を始めてみるとすべてが知らないことばかり。
有用な情報や助言が欲しくなって、妊活中や出産経験のあるいろんな人に助言を求めたくなりました。
一応相談する相手は選んだつもりでしたが、5,6人の友人に相談したと思います。
35才というと、同年代の出産経験のある友人たちは、当時1人か2人の子持ちでありほとんどが自然妊娠なのです。
多くの友人たちが「もう少しできなかったら病院へ行こうと思ってた」と口をそろえて言いました。
1人目や2人目ができにくかったという友人たちでさえ、大多数が高度不妊治療に至る前に、タイミング法などですぐに授かれていました。
友人たちもその当時はすごく悩んでいたことも聞かされていましたが、かなり早いタイミングで悩みから解放されたような経験談ばかりです。
色んな人に聞きまわった結果、私の妊活と友人の妊活には大きな隔たりがあり、助言の多くはほとんど参考になりませんでした。
この友人たちは「不妊」ではなく、少しだけ子供ができにくかったんですよね。
私の「不妊」とは違う世界の話です。
当時あまり治療経験も知識もなく、友人たちの助言を参考になったつもりで聞いていましたが、そもそも生理や妊娠についてはとても個人差が大きいものですし、妊娠できる才能のある人と、不妊患者とは大きな隔たりがあることにしばらくたってから気づきました。
少し休んだら、ストレスから解放されて妊娠する場合があるらしいよ
忘れた頃にできたりすることもあるよ
不妊治療をやめたら赤ちゃんできたって人いたよ
3番目の言葉は母親からでしたが、笑。
こういう言葉には、高度不妊治療する側の人間においては、ピリっとするものがありますよね。
彼女たちに悪意があるのではなく、やっぱり当事者にならなければその気持ちはわからないんだと思います。
前に派遣社員として働いていた時に、男性上司に体外受精へステップアップするため、勤怠に大きく影響する報告をした際に、
うちは子供が5人いるからそういう気持ちわからないんだけど、これまで何か失礼なこと言ってたらごめん。
そして不妊治療している方の気持ちは全く理解できないかもしれない。ごめん。
と前置で謝られてから話が始まりました。「わからないでしょうね、笑」と心の中では思いましたけど。
その前に、不妊治療の相談してないし、その後の勤怠について打診しただけだったんですけどね。
ただ、すごくいい上司で私も慕っている方で、こちらの気持ちに寄り添いたかったけれど、全然わからなくて心の言葉が出てしまったんだと思います。
ちなみに、私は便通が良すぎて便秘の方の悩みが本当の意味では理解できません。
朝起きて、30分以内には必ずもよおすし、食事後ももよおすことが多いので、もよおしやすいことがちょっとだけ悩みだったりします。
私が、便秘で悩んでいる方に助言したとしても「うるさいわ!」となるだけですよね。
なので、専門家以外、自分と状況が異なる方の助言は軽く受け流すか、基本、聞かなくていいと思っています。
今は、ネットやSNSなどで沢山情報が得られるし交流が得られるので同じ境遇の方の情報が集められるのはありがたいですね。