おはぎです。
8年間の不妊治療を終了し気付けば10か月が過ぎていました。
不妊治療をやめ、子供を持つことへの働きかけをすべてやめて、現在は気持ちのアップダウンのない穏やかな生活を送っています。
しかし、基本的にはお気楽に過ごしてはいても、バイオリズムのようなものや何かの情報が引き金になり、未だにたびたび生涯子供に恵まれないことについて、胸が押しつぶされそうになることがあります。
感情の波が大きくやってきたり小さくやってきたり。
大きな波が一晩で止んだり、小さな波が数日続いたり。
この感情に囚われ続けている時間はとても耐えがたいものです。
こういう時、どうやったら気持ちを落ち着かせることができるのか、私なりのやり方をご紹介します。
辛い気持ちになった原因を考えてみる
普段は子供に恵まれなかったことをさして気にせずに過ごしているのに、ふいに辛さが押し寄せてくる時。
その多くは外的要因によってもたらされることが多いように思います。
なんだかわからないけれども辛くなってしまう
なぜかモヤモヤしてしまう
その原因を探ってみると、意外と些細な事がきっかけで気持ちが沈んでいたということもあり、原因がわかるだけで冷静になれることもあります。
たとえば朝見たネットニュースで芸能人のおめでたを知った後、SNSでどなたかの幸せな様子を見かけた後、噂で知人・友人の慶事を聞いた後など。
他人に祝い事があったとしても、自身の幸せが減るわけではないし、不幸になるわけではありません。
自分の人生に影響しないならば、辛くなる必要もないごく小さなことだったりします。
原因が些細な事だと客観視できれば、「大したことではない」と気持ちを落ち着かせることができます。
辛い感情は永遠に続かないと言い聞かせる
どうしようもなく辛い感情に囚われ、渦巻いた気持ちに支配され出口が見つからないでいると、終わりが見えない気がしてしまうこともあると思います。
どうにも辛い感情から抜け出せずに苦しいこともあると思います。
些細なことだとわかっているのにどうしても苦しい
しかし、何事にも終わりは必ず来るし、辛い気持ちから抜け出す時が必ずきます。
今は辛くても、意外と来週には楽しく過ごしていたりするものです。
終わりが必ず来るとわかっていたら少しは安心できたりもします。
その感情はいつか終わる。今は辛さから抜け出せなくても大丈夫。
一度自分の中で辛さをすべて受け入れて、静かに時が過ぎるのを待ってもいいと思います。
いつか必ず終わりが来ることだけは忘れないでいてください。
そうしていれば少しだけ楽になれるはずです。
誰かに話してみる
辛い気持ちというものは、不思議と言葉や文字にして誰かに渡してしまうと、楽になれるものです。
さらにその気持ちに共感や同意をしてもらったりすると、嬉しくなって心が軽くなります。
私の場合は主に旦那に聞いてもらうことが多いのですが、あまり共感は得られなくとも話すことで理解を得た気がしてすっきりします。
また同性に話をするとたくさんの共感を得ることができるので、話しただけで「もういいや」と思えることも多々あります。
辛い気持ちを吐き出して、答えを誰かに委ねてしまってもいいと思います。
一人で抱え込むとますます出口が見つかりにくくなるので、ため込まないようにしましょう。
考えるより先に行動してみる
鬱々とした気分の時、仕方なく何かを始めてみたら意外と集中し気がまぎれた経験はありませんか?
友人と会うことが億劫で面倒に思っていたのに、いざ会ってみると楽しくて達成感を感じていたとか、嫌々仕事に行ったのに思いのほか頑張ってしまった、など。
人間というのは何か別の行動を始めるとき、脳科学的にはとても億劫に感じるそうです。
しかし、動き始めるとドーパミンが優位となり、活動的になってもっと動きたくなるそう。
他の事に夢中になってしまえば、渦巻く気持ちから少しだけ離れられ、集中しているうちに次へ動きたくなることが多いです。
無理して普段やらない大掛かりなことをする必要はなく、普段の活動にある何かをやってみるだけで効果があるような気がします。
私の友人は仕事でストレスを抱えた時などは深夜であってもお菓子を作るそうで。そうしているうちに気分が乗って発散できるそうです。
私の場合はすぐにできるような趣味もないので、とりあえず家事をして気を紛らわします。
少し凝った料理をしたり、普段やらない排水溝の掃除をしたり、あまり使用していない棚の整理をしたり。
やっているうちに夢中になり、他の所も目に付いたりして、最後はカビ取り剤などを求めて買い出しに出て、空を眺めて帰ります。
この大きな空の下で自分は無力で小さな存在。
だからこんな思いもちっぽけな事。
だいたい最後はこの結論に達することが多いです。
何も動かずにいると思いも先に進まない気がします。
少しだけでも動いてみることをお勧めします。
泣きたかったら思い切り泣く
私は昔から涙腺がゆるいほうだと思いますが、強くストレスがかかるとき意識的に泣くことがありました。
後でわかったことなのですが、泣くと脳内でエンドルフィン(幸せホルモン)が分泌され、その後の気分が良くなるという研究結果が発表されていました。
また、泣く気分でない時に意識的に泣くことでも効果はあるそうです。
泣いてすっきりするということはとても理にかなっていたのです。
なんだか辛いと感じた時、たくさん涙を流して心を浄化させるのも心を軽くする方法の一つです。
とびきり泣ける映画や音楽・本に集中して、たくさんいい涙を流しましょう。
オススメ映画2選
寝る・睡眠を多くとる
基本的なことになりますが、睡眠をたくさんとって気持ちの良い目覚めを迎えた朝は、渦巻いた気持ちというものが薄れていることに気づきます。
特に夜はエモーショナルな気分になりがちで、子供に恵まれなかった可哀そうな自分を悲観的に思い、悦に入ってしまうこともありました。
この時間ははっきり言って無駄な時間です。
夜に感傷的になり物事を考えても建設的なことはほとんどありません。
心がちょっと疲れていると感じたら、早めに夕食を済ませてゆっくりお風呂に入り、寝心地の良い環境を整えて、早々に寝てしまうに限ります。
また心と体は繋がっているので、疲労が蓄積してくると悲観的になりがちです。
私の場合は、少し疲れたかなと思ったら22時前には寝てしまいます。21時ごろに寝ることもあります。
9時間以上寝てもまだ朝の7時前。
すっきりとした目覚めの後は、時間がもったいなくてあれこれしたくなるし、渦巻く気持ちはだいたい薄れています。
子育てのために遅くまで起きている必要もなければ、早く起きる必要もないのだから、心のバイオリズムに応じて、自分の心と体のためにたっぷり休息を取りましょう。
英気さえ養えれば、必ず生きる活力が湧いてくるのを感じます。
当たり前のことですが、少ししんどいなと感じた時は、自分を労わって慈しみましょう。
まとめ
子供を望んだのにも関わらず最後まで恵まれずにいると、自分の心の落としどころを探すのは容易な事ではありません。
前世では政略結婚をさせられ好きでもない相手の子供を産み続けて、幸せを味わえないまま亡くなったので、現世では子供がいない幸せな人生を送るカルマを持っている
今でもこんなくだらない妄想をする自分がいたりします。
そして、子供を持つか持たないかという問題は、アイデンティティに関わる部分なので、心がとても敏感に反応してしまうのは仕方のない事です。
簡単に切り替えできないからこそ、慎重に癒していきたいと常々考えています。
しかし、私が子供に恵まれなかったからと言っても不幸ではないし、むしろ幸せを感じながら過ごしています。
自分を幸せにできるのは自分しかいません。
今後の人生、どれくらいたくさん笑顔になれるか、どれほど彩り豊かに生きられるかは、全てこれからの自分にかかっています。
いつまでも未来の自分に期待しワクワクして生きる、そんな風に過ごせたらいいですね。